最近は、レストランをインターネットで探すようになり、インスタ映えや口コミが、店の売り上げに直結するようになった。
その風潮の良し悪しはともかく、客からすると、お金を払って食べずともある程度の想像ができるのは、ありがたい。
ぼくも、よくレビューや口コミをみて、店定めをする。あてにならないことが多いが、地雷を踏むことは少なくなったと思っている。
ぼくは、個人的に縁のある店の口コミを、定期的に監視している。
今は無きキングムー(ナイトクラブ)の横にある、某ケバブ屋のものだ。
Google map の、某店の口コミを見る。
まず目に飛び込んできたのが、
このタグクラウドである↓
レストランのタグクラウドの中に、
「カスタマーエクスペリエンス」が20件、
「自閉症スペクトラム障害」が12件、
「唾」が3件ある。
異様だ。
飯屋と連想しづらい単語がランクインしている。
まあ、英語の誤訳だろうと、詳細を見てみると、
↓
こんな口コミや、
こんな口コミや、
こんな口コミが見られた。
自閉症スペクトラム障害タグのものは確かに英語の翻訳であった。
しかし、原文を見たところ、誤訳ではなく概ね正しい翻訳であった。
つまり、レビューを見るに、この店を訪れた人々にとってケバブは特効薬であり、3週間も渇望するほどの中毒性のある、ミラクルフードだったのだろう。デスキャンプから逃れてきた奴も訪れている。
トニオトラサルディもビックリの料理店だ。
他にも、
こんな口コミもあった。これは、現在は削除されている過去の口コミである。
わたしが一番好きな口コミは下のこれだ。
特に、
「もう一度あの場所に食べに行くくらいなら、からすを食べてみたいと思います。」
というところが好きだ。
前半で「ここはやばい店だぞ!」と相手を批判しておいて、最後に常軌を逸したレビュアーの感想が書いてあり、急に心臓をグンと掌で掴まれたようにギョッとした。
このレビューから、情景が浮かぶところも俳句的で良い。
すすきのに行ったことがある者なら、すすきのには、明け方、カラスが群がることは知っている。
何軒か飲み歩き、最後に寄ったケバブ屋で、「こんなもの食うくらいだったら、そこらでゴミをあさってるカラス喰ってやらあ」とぼやく。
そんな良くないカスタマーエクスペリエンスがあったのだろう。
どの口コミが真実かは是非、店に足を運んで、確認してもらいたい。
最後に、ぼくはこの店のケバブが好きだ。前を通るとついつい買ってしまう。
バランバーケバルゥゥゥ!!!
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